2015年3月22日日曜日

感謝申し上げます

2015年3月22日(日)10:00~12:00 鳥取市さざんか会館にて「不登校教育セミナー(一緒にできること)」を実施しました。 30名定員の小さなセミナーに17名の方にご参加いただきました。小学校、中学校の先生、行政の方、不登校の保護者の方、セラピスト、ソーシャルワーカー、同業のフリースクールで指導していらっしゃる方、ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。 本日、発表をいただきました先生方に心から感謝申し上げます。 「一緒にできること」は今回のテーマでした。これは、この2年間の活動で感じ続けてきたことでした。 本人を支えている学校の先生、相談室の先生、教育相談の先生、通級指導の先生、担当医の先生。そして保護者の皆様。そして学校に行っていないみんな。 目の前のことを誰かの責任にしたり、誰かの役割と押し付けたりすることは容易です。でも大切なのは、「自分のできること」と「一緒にできること」。 来週でちゃれすくの2年目が終わります。そして、その瞬間に3年目が始まります。 一緒にできることを一緒に探して、一緒に笑ってくれる方々に心から感謝申し上げます。 そして、3年目のテーマが決まりました。これは後日発表させていただきます。

2015年3月16日月曜日

一緒にできること

ちゃれすくーるの活動をはじめて
早2年が近づこうとしています。
中学から高校のステップへ進む段階の
通学コース、個別学習コースの関わった子はみな県立、私立の全日制高校への進学がきまりました。
出会った頃を考えると
みんなほんとに努力を重ね、今日も一歩を踏み出した彼らにエールを送ります。



先日、ある教育委員会の方とのお話しで
フリースクールを利用している子どもたちの現状に対しての今を直視してくださる熱いお言葉を頂きました。

まだまだ、こども達への思いは関わる人たちみんなあるのに
先生、保護者、支援者がそれぞれでこまってしまう状況がある。
連携がうまく行く場合は、こまった時も子ども保護者とともにその状況を共有できるので、一歩が作れる。
うまくいかない時は?
そんな現状が全国の支援機関のもどかしさであり、国も官民かかわらず地域の社会資源のネットワークの整備が進めようと尽力をつくされてるけれど、、と
昨年全国の官民の支援機関の方と話して感じたこと。


なので、官民かかわらずそれぞれのノウハウを発信・共有し
「一緒にできること」ができたら。。
恐縮ですが、そんな思いで、

鳥取県、鳥取県発達障がい者支援センター「エール」、米子フリースクールのご後援をいただき
3月22日に不登校教育セミナーを開催いたします。

ご発表いただく鳥取県いじめ不登校総合対策センター、米子フリースクールのご理解とご協力には心より感謝しております。

各機関にはご案内させていただいてますが、
特に、担任の先生や教育相談担当の、子どもたちの今と向きあっておられる方々に
各支援者の視点が共通できる機会になればと思っています。


2015年3月8日日曜日

はるになりました

ちゃれすくには、個別学習コースがあります。在籍している学校には登校できている児童や生徒、人が多いところは苦手、学校生活を安全に行っているものの、苦手なことがありそれを克服したい。など利用の目的も「個別」。完全個別での学習を行っています。時間も本人・保護者との相談で決めて、頻度もそれぞれ違います。 個別学習コースのメンバーも通学コースのメンバーと同じく「受験」に向かって頑張りました。去年の春は、自分のこれからをなかなか考えられなかったメンバーも今年の春は少し顔を上げて歩いていけそうです。 ちゃれすくは3回目の春を迎えました。

2015年3月6日金曜日

「あったかいんだから」

雲が少しずつ高い位置になり始めたからかもしれません。日が長くなったからかもしれません。3月だからかもしれません。朝の送迎中の車内で「天気がいい日に車の中がこれだけあったかいと、外に出てもあったかいんじゃないかと思ってしまう」という会話がありました。「外」も同じくらい「あったかく過ごしやすいはず。」または「そうであってほしい」というこれからの期待と不安を伝えてくれているように感じました。3月だからかもしれません。 2014年は我々のように不登校などの生徒や若者と過ごしている「フリースクール」にとって大きな動きを感じる年でした。それを受けて2015年は年明けから「フリースクール」というものについて、国や地方公共団体、行政などが様々な取り組みや政策を考えてくれています。この動きは、だれのためでもなく、すべて当事者である「彼ら」のための動きです。3/5と3/6は鳥取県立高校の入試が行われました。中学生活から次のステップへ進む希望と勇気を持った受験生は今少しだけ大きな息を吸っていると思います。少し前まで、自分の存在やこれからを考える余裕がなく、毎朝起きるたびに「新しい今日」に不安だった「彼ら」が4月からの自分の居場所のために精一杯の一歩を踏み出したのです。「学校に行っていないという事実」が高校入試の中でどのような評価をされようが、もう一度「学校」という場に向かう決心をしたのです。この心の戦いは「大人」たちには見えにくく、わかりにくいものなんだと思います。「社会資源」という言葉で現在「学校」以外の「彼ら」の環境は表現されます。そして我々はその「社会資源」として彼らにできる精一杯のサポートをこれからも続けていきます。 先日、ちゃれすくに7名の方がお越しくださいました。ちゃれすくメンバーは「研究授業?」「参観?」のような戸惑いの中で午後からの約90分を過ごしてくれました。きっと、この時お越しいただいた行政教育機関の皆様には、彼らが「今」を生きていることを感じていただけたと思います。ちょうどこの日の午後の活動はSST(ソーシャル スキル トレーニング)の時間でした。内容は「語り場」という言い方でちゃれすくでは言っていますが「エンカウンター」というやり方です。テーマは「自分が相手からほしい情報は?相手に渡したい情報は?」という大変難しいものでした。いつもこの「語り場」では彼らの本当の気持ちのかけらが共有できます。この日も、「なぜ学校がつらいのか」に結びつく心のかけらが共有できました。お越しいただいた先生方にもこの心のかけらを共有していただいた方がいてくだされば幸いです。 そして、今日は久々に通学コースのメンバーが勢ぞろいでした。高校受験や定期試験、「過去の清算遭難」からの生還、久々に友達とのカラオケ、初自転車登校、高校入学不安時期突入、そして変わらない日常、やはりみんなが色々です。で、カレー曜日の金曜日はポニーのエサやりで終わるのです。 と突然yuruからの提案。「そうだ!鳥取砂丘コナン空港に行こう!」で、みんなで空港までドライブです。地面に大きく描かれたコナンのトリックアートの上で大の字になり記念撮影。
さて、私はどこにいるでしょう? とその時偶然、友人に出会いました。日本海TVで働く彼に「3/22のイベント」をPRしまくり。と気づくと隣に女性が・・・ で、よろしければ、一枚・・・とお願いしたところ快く応じてくださいました。
ちゃれすくメンバーは近くに集まり、みんなで記念撮影。握手。 とても気持ちよく空港を後にしました。 ね。外ももうあったかくなっているんだよ。